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糖尿病患者のデザインリサーチ



CIIDのコンサルティングチームのレクチャーでした。先週もちょこっと話を聴いたのですが、今回は1つのプロジェクトについてじっくり伺う形でした。

コンサルティングチームの若手2人が中心になって取り組んだのは、アメリカの糖尿病患者の実態について可視化せよというブリーフ(案件)でした。デンマークの会社である、Novo Nordiskがクライアントです。Novo Nordiskは、CIIDのエデュケーション部門のパートナー(資金提供者)でもあります。

この案件で手掛けたリサーチの中心は、数名の患者さんに協力していただいて、診断されてから今までの体験や感情を語ってもらうというもの。1週間毎日通って、リサーチにつきあってもらうというところも新しかったです。(Immersive Living Researchと呼んでいた)

いろいろとデザインリサーチの手法が使われたようでしたが、紹介されたもののひとつが面白かったです。それは、リサーチの協力者の方に、インタビューに伺う前に、あらかじめ家のなかで病気に関するところに付箋をつけてもらうという手法です。そうすることによって、自然に話がはじめられるし、患者さんの日常や考えていることが、思ってもみないルートで可視化されるというメリットがあると思います。

今回のリサーチで、糖尿病患者さんの「治療」や「食事」のサポートに比べて、「エクササイズ」に関するサポートやケアが行き届いていないということ。そして、患者さんをサポートしているお医者さんや看護師、サポート団体、コミュニティ、友人などの役割や意識にちょっとしたずれがあることなどがみてきたそうです。

そして、もうひとつこのリサーチでユニークなところは、リサーチの結果と考察を iPadアプリとしてまとめてレポートしたところです。クライアントのスタッフが回覧したり、新しく働き始めたスタッフの学習ツールにしたりできるようにとの工夫のようです。


少人数ながら、面白いデザインリサーチに取り組んでいるようです。来週、ボストンのカンファレンスHealthcare Experience Designで発表とのこと。がんばれ!


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読み物としてもすごく面白かった「コミュニティー・キャピタル論」

先週の出張の行き来の半分はうたた寝、もう半分はこれだった。自分的に面白がれるポイントがつまっていて、食い入るようにほぼ往復の移動だけで読みきってしまった。これを新書にした編集者、えらい!(元は分厚い学術書があるようだから、おそらく編集者の手柄という推測)


コミュニティー・キャピタル論 近江商人、温州企業、トヨタ 、長期繁栄の秘密 (光文社新書)

面白かったポイントを3つほどにまとめてみる。

ポイントその1は、時と場所を超えているところ。三方よしで知られる近江商人の詳しい歴史、現代を生きる中国温州の企業、トヨタのサプライチェーン、と異なる時と地域の話が同じ仮説のもとに紐解かれる面白さ。しかも、歴史上の人物も実在する人も、多くは実名ででてくるので、人間くささがにおってくるよう。

ポイントその2は、よくある起業家の成功談みたいなのではなく、成功する組織、危機に強い組織は、どういうコミュニティ構造を持っているのかという問いをもとに語られているところだ。いっときたくさん本がでた、ネットワーク理論のおさらいをすることもできる。(余談だが、コミュニティの規模は異なるがMITの先生の研究が紹介された「ソーシャル物理学」と似たような結論がでてるのも面白い)

ポイントその3は、書名に「長期繁栄」とあるところにつながる。つまり、うまくいった人、組織のことだけでなく、コミュニティの周縁というか、それほど活躍しない人についても時にスポットをあて、その人がコミュニティとどういう持ちつ持たれつの関係を築いているのか(持たれつの方が多いようですけど)というところも紹介されているところだ。親戚を頼りに海外に渡り、言葉もままならないのに、ネットワークに守られながらそれなりに生きていけているエピソードは、何か希望すら感じる。

そして、これらの考察や分析は、その他のいろんな人や組織に照らし合わせて考えることができるというオマケつきだ。ソーシャル・キャピタルよりは、狭いコミュニティ・キャピタルという仮説の設定も絶妙だと思うが、その仮説の精度よりも、こうして時と場所を超えた想像をぐるぐるとめぐらさせてくれるところが良い。広く読んでほしいという新書の形式なので、そういう方向で書いてあるのだろう。そして、それは私に対しては大成功している。


ただ一点、ネットワーク構造が気になって、自然な友達づきあいがやりにく…

デンマークでインタラクションデザインを学ぶことに

こんにちは。新しいブログを立ち上げました。このブログでは、インタラクションデザインをテーマにした記事を書いていきます。

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すでに、インタラクションデザインデイズという名のもとに、Facebookページと英語ブログ(英語の練習も兼ねて。まだ半公開状態。)を立ち上げたのですが、日本語のブログも立ち上げることにしました。もとはといえば、イリノイ大学での学びを共有していらっしゃるDesign School留学記ブログにインスパイア―されたのが発端といえば発端ですが、自分の学びの記録と共有、思考実験として有用に違いないだろうというのが大きな動機です。

ということで、まずは、この1月からお世話になっているCopenhagen Institute of Interaction Design、通称CIIDについて、少し紹介します。

CIIDは名前の通り、インタラクションデザインをテーマにした機関なのですが、ふつうの大学とは少し少し違います。CIIDは、大きく分けて、コンサルタンシー、リサーチ、エデュケーションの3部門からなります。私がお世話になっているのがエデュケーション部門(中の人は、Interaction Design Program=IDPと呼んでいるよう)です。Kolding School of Designという学校と提携することで学位もだせる仕組みになっているようです。

もともとは、イタリアにあったInteraction Design Institute Ivreaの関係者がデンマークで立ち上げた機関です。

といっても、4階建ての建物に3部門すべてが収まっている小さなコミュニティです。学校も年間で20名のみ。学校も専任のスタッフもいるけれど、多くは外部の講師や専門家がやってきてワークショップをするというもの。コンサルタンシーとリサーチのスタッフも少数精鋭と言う感じで、2~3か月もたてばみんな顔見知りになりそうです。

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インフォグラフィックスとポリティクス

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▼Isotype Project
http://gerdarntz.org/isotype

Dylanの要点は、数字や裏付けもないのにイラストレーションで派手にみせてるだけのインフォグラフィックは、ちょっとどうなのよ…