スキップしてメイン コンテンツに移動

The Hub Copenhagen にいってきた

東アジア文化のお祭りSMASH!
もう金曜日になってしまいました。先週はもうひとつ、The Hub Copenhagenにいってきました。場所は、知り合いも多く住んでいるNorrebroエリア。エスニック度が高い活気あるエリアです。

友人つながりで、日本について短いトークしてほしいという話があり、場所にも興味があったので遊びにいってきました。

話をうかがったのは、Orange InnovationのスタッフのMetteさん。ウェブサイトをみただけではよくわからなかったのですが、よくよく伺うとRoskilde Festivalという大きな野外フェスの団体から出資をうけて、オープンで、プレイフルで、ソーシャル("Open, Playful, and Socially engaged"と言っていた)なプロジェクトがいくつか走り始めているとのことです。Roskildeは大勢のボランティアで成り立っているイベントなので、そのあたりとも関係してそうです。Kaos Pilotの関係者も多く関わっているそうです。

オレンジラボのプロジェクトのなかのひとつが、SMASH!と言われる企画。東アジアをテーマにした2~3日のイベントを来年2014年4月に予定しています。

そのキックオフワークショップが来月The Hub Copenhagenで行われます。参加者でブレストしながら、イベントをつくりあげていくそうです。参加型の進め方をするのは、サービスデザインにも近いような感じです。ちょうど、打ち合わせをしていた上の階ではサービスデザインの集まりをしていました。

このSMASH!、コペンハーゲン近辺にいらっしゃる学生さんやアーティストさんで東アジアを伝える企画に関わってみたいという方にはもしかしたら良い機会かもしれません。

せっかくの機会なので、15分の話題提供をさせていただくことになりました。何話そうかな・・・。

▼SMASH! 4月6日のワークショップ参加の申込みもこちら
http://orangeinnovation.dk/projekt/smash-2/
 
この日は夜に自転車のパンク修理もしました。いろんなことをした1週間でした。


コメント

このブログの人気の投稿

インフォグラフィックスとポリティクス

Nicholas Feltron 先週は、インフォメーションデザインのセッションでした。具体的には、Facebookのデータから読み取れることをビジュアライズする課題に取り組みました。テーマの設定、データの収集、編集、デザインまでなかなか苦労しました。最後は、半日かけてプレゼンと批評会。 ここまでお互いに批評する機会が少ないと不満も漏らしていたクラスメートたちも、たっぷりじっくりコメントしあって、どこかしら嬉しそう。たしかに、本気のコメント(批評)は、だいたいグサッとやられるわけですが、それはそれでお互いに愛情がないとできないっす。 今日は、講師のひとりTimoが紹介してくれたHarvard Business Review最近の記事が面白かったので紹介します ▼We've Reached Peak Infographic, and We're No Smarter for It http://blogs.hbr.org/cs/2013/03/weve_reached_peak_infographic_and_were.html GOOD Magazineにも関わってきて、本人もインフォグラフィック制作者でもある Dylan C. Lathropによるインフォグラフィック時評。タイトルを意訳すると「インフォグラフィックの流行のピークにきてるよ。そろそろ落ち着こうぜ。」といったところ。 インフォグラフィックの流行の最前線にいる張本人が、現在の大流行に懸念を示しています。 私自身もインフォグラフィックのパワーに少々エキサイトしていたところだったので、「たしかに、そうだよ。うん。」と、うなずける記事でした。 Dylanは、1920年代のIsotype Projectの話からはじめます。インフォグラフィックは、何も今に始まった話ではないと。その昔から(さらにさかのぼればアルタミラ洞窟にもいっちゃえると思いますが)ビジュアルで伝えるというのは、社会的、文化的、政治的意義を十分持っていたのです。 Arntzのつくったピクトグラムは美しい。一覧を眺めるだけでも価値があると思います。 ▼Isotype Project http://gerdarntz.org/isotype Dylanの要点は、数字や裏付けもない

デンマークでインタラクションデザインを学ぶことに

こんにちは。新しいブログを立ち上げました。このブログでは、インタラクションデザインをテーマにした記事を書いていきます。 インタラクションデザインといっても、様々な領域が関わり、何がインタラクションデザインなのかということでも一苦労なのですが、まずは私がデンマークでインタラクションデザインを学びはじめたということで、インタラクションデザインな日々を綴っていきたいと思っています。 すでに、インタラクションデザインデイズという名のもとに、 Facebookページ と英語ブログ(英語の練習も兼ねて。まだ半公開状態。)を立ち上げたのですが、日本語のブログも立ち上げることにしました。もとはといえば、イリノイ大学での学びを共有していらっしゃる Design School留学記ブログ にインスパイア―されたのが発端といえば発端ですが、自分の学びの記録と共有、思考実験として有用に違いないだろうというのが大きな動機です。 ということで、まずは、この1月からお世話になっている Copenhagen Institute of Interaction Design 、通称CIIDについて、少し紹介します。 CIIDは名前の通り、インタラクションデザインをテーマにした機関なのですが、ふつうの大学とは少し少し違います。CIIDは、大きく分けて、コンサルタンシー、リサーチ、エデュケーションの3部門からなります。私がお世話になっているのがエデュケーション部門(中の人は、Interaction Design Program=IDPと呼んでいるよう)です。 Kolding School of Design という学校と提携することで学位もだせる仕組みになっているようです。 もともとは、イタリアにあった Interaction Design Institute Ivrea の関係者がデンマークで立ち上げた機関です。 といっても、4階建ての建物に3部門すべてが収まっている小さなコミュニティです。学校も年間で20名のみ。学校も専任のスタッフもいるけれど、多くは外部の講師や専門家がやってきてワークショップをするというもの。コンサルタンシーとリサーチのスタッフも少数精鋭と言う感じで、2~3か月もたてばみんな顔見知りになりそうです。 まだここで一週間過ごしただけですが、スタジオ的

サービスデザイン思考の教科書:This is Service Design Thinking

去年の年始に読んだサービスデザインの教科書、This is Service Design Thinking。いまデンマークのいるきっかけのひとつでもあります。教科書として書かれたこともあって、深く知りたいニーズには向きませんが、イントロダクションとしては最適です。歴史的なこと、実践的なこと、学術的なことまで、バランスよく網羅されています。 翻訳の提案のために、下訳した目次の項目をせっかくなので公開します。一番難しかったのはタイトルのThis is Service Design Thinkingをどう訳すか。著者たちも本文のなかでわざわざ説明しているくらいのタイトルです。いきなりの難題です。私の訳は・・・、仕方なくこうなりました。 =====目次===== This is Service Design Thinking. Basic - Tools – Cases これがサービスデザイン思考です。 基礎・ツール・実践  出版社  john Wiley & Sons, Inc. / BIS Publishers, 2010年 著者  Marc Stickdorn, Jacob Schneider 【構成(目次)】 まえがき、本文全七章、付録、著者について、参考図書一覧、索引        【概要】 目次 イントロダクション まえがき   ・サービスデザイン思考の教科書をめざして   ・本書の構成 基礎、ツール、実践について デザインを超えたデザイン これまでとは違う教科書づくりの方法   ・動機(モチベーション)とインスピレーション   ・経験(エクスペリエンス)と期待(エクスペクテーション)   ・アイデアとコンセプト   ・少し変な書名について クラウドソーシング・マップ  〈サービスデザインに関する情報を提供しているリンク集を紹介〉 この本の使い方  ・青い付箋は基礎、緑の付箋は手法、黄色い付箋は実践 サービスデザインとは何か? 基礎 定義集:超領域的手法としてのサービスデザイン   ・サービスデザインの定義 学術編 ・サービスデザインの定義 エージェンシー編 サー